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Clinical Cases 症例報告

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※手術の写真を掲載しておりますので、
苦手な方はご注意ください。

腹腔鏡を用いた膀胱結石摘出。

ワンちゃんでも猫ちゃんでも、膀胱結石ができてしまうことがあります。小型の石や溶けるタイプの石であれば、食事療法で排泄され良くなることもありますが、大型化してしまった石や溶けないタイプの結石は、外科手術にて膀胱を切開し石を取り出す必要があります。
膀胱結石は血尿や、頻繁な回数の排尿などを症状とし、ひどい場合には膀胱や腎臓に細菌の感染を起こし重篤化すると全身に異常の出る病気です。
もし検査で見つかった場合には何かしらの対処が必要となります。
膀胱結石の検査はX線がメインですが、中にはX線に写らない石があるので、超音波と組み合わせて診断をすることになります

▲X線で膀胱の中に真っ白く写る結石が認められます。

▲X線、同様に腹部に結石が認められる。

▲超音波(エコー)でも膀胱内に結石(白い塊で下の方に黒い影ができている)が確認できる。

通常、手術は開腹と言ってお腹を完全に切り開き、膀胱も切り開いて石を取り出します
しかし、直接石を見ることができないため、通常の手術では取り残しをするリスクがあります。
当院では、腹腔鏡を使用することで手術の際にお腹を切らずに一部穴を開けるだけで、結石を取ることが可能です。
しかも腹腔鏡のスコープでは膀胱の内部をくまなく見ることができるため、かなり細かい結石であっても目視して取り出せるため、石の取り残しのリスクが大幅に減少します。
以下に写真を載せてあります。

▲腹腔鏡手術の様子、膀胱内の結石がカメラで拡大され小さな石も見落としません。

▲膀胱の中をくまなく見渡して、石の見逃しを防ぎます。

痛みも少なく、手術の失敗も少ない腹腔鏡での膀胱結石手術。わんちゃん猫ちゃんの負担を少しでも減らすことができればと考えております。


文:獣医師 井口和人
動物医療センター目黒中央
目黒区鷹番1-1-20
03-6412-8303

執筆担当:獣医師 井口
動物医療センター目黒中央トップページ
東京都目黒区鷹番1-1-20
TEL:03-6412-8303